matlabのdiff関数の使い方は何ですか
MATLABでは差分関数によってベクトルや行列の差分を計算します。差分とは隣接する要素間の差を計算することです。
diff関数の構文は次のとおりです。
diff(Y)
diff(Y, n)
diff(Y, n, dim)
パラメーターの説明
- Y: 入力ベクトルまたは行列。
- n: オプションで、差分を計算する回数を表す、 デフォルトは1
- dim: オプションのパラメータであり、どの次元で差分演算を実行するかを指定します。デフォルトでは、最初の非単一次元になります。
関数は、入力を示す隣接する要素の差のベクトルまたは行列を返します。
例えば:
- diff([1 3 5 7])は隣接する要素の差を計算し、[2 2 2]を返します。
- diff([1 3 5 7], 2)は[0 0]を返し、2回の差分を計算した結果を返します。
- diff([1 2 3; 4 5 6]) では、列の差が計算されるため、結果は [3 3; 3 3] となります。
diff 関数は差分を計算する際、入力の行列またはベクトルを展開して列方向で計算します。もし行方向で計算したい場合は転置処理を利用してください。