C言語のGetTickCount()関数の用途は何ですか
GetTickCount() 関数は、Windows API の関数で、システム起動から現在までの経過ミリ秒を取得します。主な用途は以下です。
- プログラムの実行時間を計測する:GetTickCount() 関数を使うと、プログラムの特定の操作やコードブロックの実行時間を計測できます。開始時刻と終了時刻の TickCount 値を記録することで、それらの間の時間差を計算できます。
- GetTickCount()関数を用いて、簡素な遅延処理が行えます。開始時刻のTickCount値を記録し、ループ内で継続的に現在のTickCount値を取得します。設定した遅延時間に達するまで、プログラムの実行は継続しません。
- 監視システムの動作時間:GetTickCount()関数は、システムの動作時間を監視するために使用できます。TickCountの値を定期的に取得することで、システムの動作時間を計算し、適切に処理できます。
GetTickCount()ファンクションはシステム起動以降の経過ミリ秒数を返しますが、これはシステム稼働時間が49.7日を超えるとカウンタがリセットされることに注意してください。より正確な時間計測には高精度タイマファンクションであるQueryPerformanceCounter()およびQueryPerformanceFrequency()を使用してください。