tomcatのCLOSE_WAIT発生の原因
TomcatでのCLOSE_WAIT状態は、接続がクローズされたにも関わらず、TCP接続のもう片方がまだオープン状態であることを示します。CLOSE_WAIT状態が発生する主な原因としては以下が挙げられます。1. クライアントによる接続の不完全なクローズ: クライアントが接続をクローズするとき、サーバー側にFINパケットを適切に送信しなかった結果、サーバー側は接続を終了できず、CLOSE_WAIT状態になります。2. サーバー側による接続処理の遅延: サーバー側がクライアントのCLOSE_WAITの原因としては以下が挙げられます。1. クライアントによる接続の不完全なクローズ: クライアントが接続をクローズするとき、サーバー側にFINパケットを適切に送信しなかった結果、サーバー側は接続を終了できず、CLOSE_WAIT状態になります。2. サーバー側による接続処理の遅延: サーバー側がクライアントの接続クローズを知らせるFINパケットを受信した後、タイムリーにクライアント側にACKパケットを送信しなかった結果、クライアント側はCLOSE_WAIT状態になります。3. サーバー側の接続処理中の異常: サーバー側が接続の処理中に異常が発生し、接続が正常にクローズできなくなった結果、CLOSE_WAIT状態になります。4. ネットワークの問題: ネットワークでパケットの紛失や遅延などの問題が発生し、FINパケットまたはACKパケットが紛失した結果、接続が完全にクローズできず、CLOSE_WAIT状態になります。5. システムリソースの不足: サーバー側のシステムリソースが不足している場合 (ファイル記述子の枯渇、メモリの不足など)、接続が正常にクローズできず、CLOSE_WAIT状態になる可能性があります。6. ファイアウォールの設定が不適切: ファイアウォールの設定が不適切な場合、サーバー側がクライアントから送信されたFINパケットを受信できなかったり、クライアント側がサーバーから送信されたACKパケットを受信できなかったりし、接続が完全にクローズできず、CLOSE_WAIT状態になる可能性があります。CLOSE_WAIT状態は必ずしも問題ではありません。単に接続がクローズされたものの、まだ何らかの処理が終わっていないことを示します。ただし、接続がCLOSE_WAIT状態を長時間にとどまると、リソースの浪費やサーバーのパフォーマンスの低下を引き起こす可能性があるので、原因究明と対処が必要になります。