DB2索引の無効化が発生する状況
DB2のインデックスが無効になる状況は次のとおりです。
- データ分布の不均一性:インデックスの性能はデータの分布に左右されます。データ分布が不均一になると、インデックスが適切なデータを効率的にフィルタリングできなくなり、インデックスの効力が低下する可能性があります。
- 頻繁なデータ更新: データに頻繁に挿入、更新、削除などの操作が行われると、インデックスを頻繁に保守し更新する必要があり、インデックスを無効にする可能性があります。
- インデックス列に問い合わせ条件に一致しないと、インデックスはデータを効果的にフィルタリングできず、インデックスが効かなくなる恐れがあります。
- インデックス列のデータ型が一致していない場合、インデックスが使用されず、インデックスの効きが悪くなる場合があります。
- インデックス列の重複性が高い: インデックス列のデータの重複性が高く、同じ値が多い場合、インデックスは必要なデータを効率的にフィルタリングできなくなり、インデックスが効かなくなります。
- インデックスカラム長が長いと:インデックスの大きさが増加し、検索パフォーマンスが 저하되거나インデックスの操作が失敗することがあります。
- 統計情報が不正確な場合、索引の選択性は統計情報の正確さに左右されます。統計情報が不正確な場合、DB2は適切でない索引を誤って選択し、結果として索引が効かなくなる可能性があります。
- インデックスを参照するクエリが関数の呼び出しか式を含む場合は、インデックスが使用不可となる可能性があります。
- OR 検索条件を使用していると、インデックスが十分に活用されない可能性があります。
DB2インデックスが無効になる一般的なケースを紹介していますが、データベース設計、照会文などによって異なります。インデックスを最適化する場合は、その状況に応じて分析、調整を行う必要があります。