Delphi のメモリ アドレスの仕組み
Delphiは、Object Pascal言語を基盤とした統合開発環境(IDE)であり、メモリアドレスはポインタを通じて実現されます。
デルファイにおけるポインタとは、メモリ上のアドレスを保持するための特殊なデータ型です。ポインタ変数には、実際のデータ値ではなく、メモリ上のアドレスが格納されます。ポインタを使用することで、メモリ上のデータに直接アクセスして変更することができます。
Delphiのポインタ型は^演算子によって宣言できます。例えば、以下のコードは整数へのポインタ変数を宣言します。
pは整数
変数のアドレスをポインタ変数に代入する場合は@演算子を使用できます。例:以下のコードでは変数xのアドレスをポインタpに代入しています。
native = p は @x に等しい。
ポインタでメモリ中のデータにアクセスするには、^演算子を使用します。たとえば、以下のコードはポインタpを使って整数の値にアクセスします。
y は p の乗法逆元
メモリー上のデータを変更するには^演算子を使用します。例えば、以下のコードではポインターpを使ってメモリー上の整数値を変更します。
ネイティブの日本語で言い換えるとしますと、p^ := 10です。
ポインタを使うと、動的なメモリ確保や低レベルのデータ構造へのアクセスなど、高度なメモリ操作が実現できます。ただし、ポインタを使用すると、メモリリークや不正なメモリへのアクセスなどの問題が発生する可能性があることに注意する必要があります。したがって、ポインタを使用する場合は、潜在的な問題が発生しないように注意して処理する必要があります。