C++ 抽象クラスとは?特徴・役割・使い方の基本

C++における抽象クラスとは、純粋仮想関数を持つクラスであり、インスタンス化することはできず、基底クラスとしてのみ使用される。抽象クラスの特徴と役割は以下の通りです。

  1. 特徴:
  1. 少なくとも1つの純粋仮想関数(関数の宣言に「= 0」と書くことで純粋仮想関数を宣言する)を持つ、純粋仮想関数は関数本体を持たず、派生クラスで実装する必要がある。
  2. インスタンス化することはできませんが、基本クラスとして使用することができます。
  3. メンバ変数と純粋仮想関数を含めることができます。
  1. 働き:
  1. 派生クラスが実装する必要がある機能を定義し、ポリモーフィズムを実現するためのインターフェース仕様が提供されています。
  2. 抽象クラスを継承することで、コードの重複を避け、コードの再利用性と保守性を向上させることができます。
  3. クラスを分類して整理し、コードの構造と可読性を向上させるために使用されます。
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