k8sでStatefulSetを使用する場面はどんなものがありますか?
StatefulSetは、Kubernetesで状態を持つアプリケーションをデプロイするためのリソースオブジェクトです。通常のDeploymentとは異なり、StatefulSetは各Podに固有の識別子を割り当て、安定性と順序性を確保します。StatefulSetは以下のシナリオに適しています。
- 状態を持つアプリケーション:データの永続的な保存とユニークな識別が必要なアプリケーションに適しており、MySQLやPostgreSQL、MongoDBなどのデータベース、RabbitMQやKafkaなどのメッセージキュー、ElasticsearchやCassandraなどの分散ストレージなどが含まれます。
- StatefulSetを使用すると、状態を持つアプリケーションを簡単に水平方向に拡張することができ、レプリカ数を増やすことでアプリケーションのスループットと可用性を向上させることができます。
- Podが作成される際には、安定したネットワーク識別子が割り当てられ、Podの名前とインデックスを使用してアクセスできるようになります。この機能は、データベースのマスター/スレーブレプリケーションやシャーディングなど、依存関係があるアプリケーションにとって非常に重要です。
- – 整然と拡張可能:StatefulSetは定義された順序に従ってPodを順次作成や削除することができ、依存関係があるアプリケーション(例えばマスターとスレーブの関係を持つデータベース)にとって非常に重要です。
- StatefulSetは、各Podに永続的なデータの持続性と信頼性を保証するために永続ボリューム(PersistentVolume)を使用できる。
StatefulSetは、安定性、順序性、そして永続的ストレージが必要なステートフルなアプリケーションシナリオに適しています。