メイクファイルの書き方ルール
メイクファイルの基本的なルールの一例を以下に示します。
- 明示ルール(Explicit Rule):1つまたは複数のターゲットファイルおよび依存ファイルと、ターゲットファイルを作るコマンドを指定します。例えば:
target: dependencies
command
- foo.o
%.o: %.c
command
- ファントムルールの定義:ファイルの保存はせず、何かしらの特定の動作を実行するターゲット。例:
.PHONY: target
target:
command
- 依存ファイルを検索するときの検索パスを指定するファイル検索パスルール(VPATHルール)。例えば:
VPATH = src include
- パターンルール:暗黙のルールに似ていますが、ファイル名のパターンマッチングに基づいてターゲットファイルを生成できます。例:
%.o: %.c
command
- 条件を満たした場合に規則を実施するか決めるルール。例えば:
ifeq ($(condition),true)
target: dependencies
command
endif
- メイクファイルで提供されている関数を使用してターゲットファイルを生成するコマンド。たとえば、
target: $(function arguments)
command
Makefle作成ルールでよく利用されるルールの一部で、プログラムのコンパイル・ビルドの処理を定義、制御するために利用します。