conn.executeの使い方に関する詳細
SQLAlchemyでSQL文を実行して結果を返すメソッド
conn.execute() を使用する場合、通常はパラメータとして SQL ステートメントを与える必要があります。その SQL ステートメントは任意の有効な SQL クエリステートメント、たとえば SELECT、INSERT、UPDATE、または DELETE ステートメント、にすることができます。
例えば、簡単なSELECTクエリを実行するには、下記のようなコードを使用できます。
result = conn.execute("SELECT * FROM my_table")
クエリを実行すると、結果にクエリの結果が格納されます。結果セットは、resultオブジェクトのメソッドを使用して処理できます。たとえば、resultオブジェクトのfetchall()メソッドを使用して結果セットのすべての行をフェッチしたり、fetchone()メソッドを使用して1行をフェッチしたり、fetchmany(size)メソッドを使用して指定されたサイズの結果セットをフェッチしたりできます。
一般的な方法は次のとおりです。
- fetchall():すべてのクエリ結果のリストを返します。
- フェッチワンメソッド:クエリ結果の行をタプルで返す。
- fetchmany(size):指定サイズ分のクエリ結果のリストを返します。
conn.execute() は、クエリの実行以外にも、INSERT、UPDATE、DELETE などの、他のタイプの SQL 文の実行にも使用できます。たとえば、INSERT 文を実行するには、以下のコードを使用できます。
conn.execute("INSERT INTO my_table (column1, column2) VALUES ('value1', 'value2')")
さらに、conn.execute はその他のパラメータも受け取ることができます。例えば、params パラメータを使用してクエリパラメータを渡したり、execution_options パラメータを使用して実行オプションを設定したりできます。
conn.executeは、SQLAlchemyにおいてSQL文の実行とその結果の取得に使われるメソッドです。さまざまな種類のSQL文を実行することができ、クエリ結果の処理に数々のメソッドを備えています。