oracleデータベースのロック解除方法
Oracleデータベースでロックされたオブジェクトのロックを解除するには、次の手順を実行します。
- ロック対象とロックレベルの確認:まず、ロックされているオブジェクトとそのロックレベルを確認する必要があります。以下のSQLクエリを使用してその情報を入手できます:
SELECT object_name, object_type, session_id, type, mode
FROM v$locked_object lo
JOIN dba_objects do ON lo.object_id = do.object_id;
上記のクエリから、ロックしているオブジェクトの名前、タイプ、ロックセッションID、ロックタイプ、ロックモードが取得できます。
- 確認されるセッションID: 前回のクエリーの結果をもとに関連するセッションID を見ます。セッションID の詳細を取得するために次の SQL クエリーを使用することができます。
SELECT sid, serial#, username, osuser, machine, program
FROM v$session
WHERE sid = <session_id>;
上記のクエリにより、会話 ID の詳細(ユーザー名、OS ユーザー名、ホスト名、アプリケーション名など)を取得できます。
- ロック解除対象:ロック解除対象は、次の SQL ステートメントを使用して実行できます。
ALTER SYSTEM KILL SESSION '<sid>, <serial#>';
ステップ2で取得したセッションIDとシリアル番号がと<serial#>であることに注意してください。
さらに、より正確にオブジェクトをロックする方法を使用したい場合は、次の SQL ステートメントを実行できます。
ALTER SYSTEM KILL SESSION '<sid>, <serial#>' IMMEDIATE;
その場合、すぐに会話を終了し直ちにロックオブジェクトは解放されます。
対象のみをアンロックしたい場合は、次のSQL文で実行できます。
ALTER SYSTEM KILL SESSION '<sid>, <serial#>, ''@<database_link>''';
注意、はデータベースリンク名で、どのデータベースに対してロック解除を実行するかを識別するために使用されます。
アンロックを実行するには、SYSDBA、SYSOPERのロールを持っている必要があるなど、適切な権限が必要です。また、アンロックを実行する前に、結果と万が一に備えた十分なバックアップがあることを確認してください。