SQLを用いたレポート開発で一般的に用いられる手法
SQLにおけるレポート開発でよく使われる主な方法は次のとおりです。
- 集計関数を利用する:SUM、COUNT、AVG などの集計関数を利用して、レポート内の統計指標(例:総売上、平均売上)を算出する。
- GROUP BY句を使用:GROUP BY句で、レポートでさまざまなグループのまとめデータを表示するようにデータを指定の列にグループ化します。
- ORDER BY句を使って:ORDER BY句でデータを指定された列でソートすることで、レポートの中でデータを特定の順序で表示できます。
- JOIN操作を活用:複数のテーブルをJOIN操作で結合して、異なるテーブルの関連するデータをレポートに表示させる。たとえば、注文テーブルと商品テーブルの情報を表示させる場合など。
- サブクエリを使う場合: サブクエリを利用して必要なデータを取得し、サブクエリで得られた結果を一時テーブルとしてさらなるデータ加工や分析を行う場合があります。
- CASE式による条件判定と計算を行い、売上高の大きさなど条件によってレポート内で異なる結果を表示できるようにします。
- ウインドウ関数の利用: ウインドウ関数を活用することで、行レベルでの統計指標を算出できます。例えば、営業担当者ごとの売上順位の計算などです。
- テンポラリテーブルまたはビューを使用する:テンポラリテーブルまたはビューを使用して中間成果を格納し、レポート内で複雑なデータ処理や分析を実施する。