LabVIEWでのDLLの呼び出し仕様は次のとおりです。
LabVIEWのDLL呼び出しには、次の規約があります。
- 関数名の標準:DLL 内の関数は、LabVIEW 内で呼び出したときにわかりやすく簡潔な名前を使用する必要があります。関数名はすべて大文字を使用することをお勧めします。
- 関数の引数の仕様: LabVIEWで正常に引数をやりとりするには、DLLの関数の引数をある規則に従って定義する必要があります。一般的に使用される規則には、値渡し、参照渡し、ポインタの受け渡しなどがあります。
- 関数の戻り値の規約:DLL の関数は明示的な戻り値を持つべきで、これによって LabVIEW から関数の実行結果を取得できます。通常、整数またはブーリアン値を戻り値として使用します。
- データ型は、LabVIEWとDLLとでデータが正しくやり取りされるように、LabVIEWのデータ型と一致する必要があります。ただし、LabVIEWのデータ型はC/C++のデータ型と必ずしも一致するわけではないので、型変換が必要になります。
- エラー処理規約: 関数はDLL内の異常な状況に対応でき、エラーコードやメッセージを返します. LabVIEWでDLLを呼び出す場合、想定されるエラーに対応することでソフトウェアの安定性を維持できます.
LabVIEW で DLL を呼び出す際の仕様は、関数名、引数の引き渡し、返り値の処理、データ型の照合、例外処理などが主な内容で、DLL と LabVIEW のシームレスな統合を図ることを目的としています。