CDNを使った解決方法
CDN配信の手順は以下の通りです。
- ドメインレジストラから、ドメインのネームサーバーを、CDNプロバイダのDNSサーバー向けにする。通常、ドメインのネームサーバーのレコードを、CDNプロバイダから提供されたDNSサーバーに向けることで行われる。
- CDNプロバイダーのコンソールでドメインを設定する。 これには、オリジンサーバーのアドレスとポート番号の指定、キャッシュポリシーの設定、アクセラレーションリージョンの選択などが含まれます。
- ユーザーがドメインアクセス要求を発信すると、まずCDNのDNSサーバーにリクエストが届きます。DNSサーバーでは、ユーザーの地理的位置やその他の条件に基づき、レスポンスの宛先として最も近いエッジノードが選択されます。
- エッジノードは要求を受信すると、キャッシュポリシーの設定に基づき、キャッシュが利用可能かどうかを判断します。キャッシュが利用可能な場合は、エッジノードはキャッシュの内容をユーザーに直接返し、レスポンスの速度を向上させます。キャッシュが利用できない場合は、エッジノードがソースサーバーに要求を行います。
- オリジンサーバーはエッジノードからのリクエストを受け付けたら、元のコンテンツをエッジノードに返します。
- エッジノードは、オリジンサーバーからレスポンスを受信したのち、コンテンツをキャッシュし、レスポンスをユーザーに返します。
- CDNはユーザーのコンテンツへのアクセス状況を監視し続け、需要に基づいてキャッシュ戦略と配信戦略を動的に調整し、より良いアクセラレーションを実現しています。
CDN配信を利用することで、ユーザーからのリクエストを最寄りのエッジノードに分散し、ネットワーク遅延を削減するとともに、キャッシュや動的最適化の仕組みによって、高速アクセス・快適なユーザーエクスペリエンスを実現します。