ARMv5telクロスコンパイル用のValgrind
ValgrindをARMv5telアーキテクチャでクロスコンパイルするには、クロスコンパイル環境にARMv5telのクロスコンパイルツールチェーンをインストールし、以下手順に従ってください。
- Valgrindのソースコードをダウンロードする:
wget https://sourceware.org/pub/valgrind/valgrind-<version>.tar.bz2
- ソースコードの展開
tar -xvf valgrind-<version>.tar.bz2
- Valgrind のソースコードディレクトリに移動する:
cd valgrind-<version>
- クロスコンパイル環境を構築する:
CC=<path-to-cross-compiler>/gcc ./configure --host=armv5tel-linux
上のコマンドで「」は、ARMv5tel のクロスコンパイラのパスに置き換えてください。
- Valgrindのコンパイル
make -j4
-jオプションの後ろの数字を、御自身のシステムのCPUコア数と同じ数字に設定して、コンパイルの高速化を図ってください。
- Valgrindをインストールする:
make install
デフォルトでは、バルグラインドは/usr/localにインストールされます。
上記手順でARMv5telアーキテクチャのデバイス上でValgrindが使用可能になります。