LinuxでPHP環境を構築する方法

LinuxでPHP環境をインストールするには、次の手順に従ってください。

  1. システムソフトウェアのアップデート:
sudo apt update
sudo apt upgrade
  1. PHPのインストール:
sudo apt install php
  1. インストールが成功したかを確認するには、
php -v

上記のコマンドを実行すると、PHPのバージョン情報が表示されるはずです。

  1. その他の一般的な PHP 拡張機能をインストールする:
sudo apt install php-mysql php-curl php-gd php-intl php-mbstring php-soap php-xml php-xmlrpc php-zip
  1. PHPの配置について

PHPの設定ファイルphp.iniを開く:

sudo nano /etc/php/7.4/apache2/php.ini

必要に応じて、以下のパラメータを変更できます。

  1. memory_limit:PHPスクリプトで使用できる最大メモリー量を設定します。
  2. upload_max_filesize:アップロード可能なファイルの最大サイズを指定します。
  3. post_max_size: POSTメソッドで渡されるデータの最大値を指定します。

変更が完了しましたら、保存して終了してください。

  1. Apacheサーバーを再起動する:
sudo service apache2 restart

すると、PHP環境のインストールが完了です。Apacheのドキュメントルート(デフォルトでは/var/www/html/)にPHPファイルを作成し、ブラウザからそのファイルにアクセスしてPHP環境が正しく動作するか確認します。たとえば、info.phpという名前のファイルを作成して、次のような内容にします。

<?php
phpinfo();
?>

ブラウザから http://localhost/info.php にアクセスしてみましょう。PHP の詳細情報ページが表示されます。

なお、記載している手順は Ubuntu のインストール手順を元にしているため、ほかの Linux ディストリビューションでは若干異なる場合があります。

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