MATLABのfilter関数の使い方を教えてください。
MATLABでのfilter関数では、信号をデジタルフィルタに通すことでフィルタリングを行います。低域、高域、帯域といったフィルタを適用することで、信号の周波数領域処理が実現できます。
filter関数の構文は、次の通りです。
y = filter(b, a, x)
上記の関数は、フィルタ係数 b と a と入力信号 x を用いて、フィルタ後に得られる出力信号 y を返します。
フィルタ係数 b と a は、fir1、fir2、butter、cheby1、cheby2、ellip などの関数を用いることで設計・算出できます。これらの関数は、さまざまなタイプのフィルタの係数を生成し、その後、filter 関数に渡してフィルタリングを実行します。
フィルタの種類によって系数bとaが異なる定義規則で決まることに注意する必要がある。フィルタ関数を用いる前に、たいていはフィルタの係数を設計・計算する必要がある。