VBプログラミングにおける配列を詳しく説明する

Visual Basicのプログラミングにおける配列は、同種の値を複数格納するための特別なタイプの変数です。配列は任意の数の要素を含み、それらの要素はメモリ内で連続的に格納されます。

VB では配列は静的配列と動的配列の 2 種類があります。

  1. 静的配列:

静的配列は、宣言時にサイズを指定する必要があり、宣言後はサイズを変更することはできません。静的配列の宣言構文は以下の通りです。

Dim arrayName(size) As dataType

arrayNameは配列名、sizeは配列の大きさ、dataTypeは配列に格納する要素のデータ型をあらわします。たとえば、5つの整数を格納する静的配列を宣言する文は次のとおりです。

Dim numbers(4) As Integer

配列のインデックスは 0 から始まるため、この配列には 5 つの要素があり、インデックスは 0、1、2、3、4 です。

  1. 動的配列

動的配列のサイズは必要に応じてランタイム時に変更できます。動的配列の宣言構文は次のとおりです。

Dim arrayName() As dataType

動的配列を使用するには、ReDim ステートメントを使用して配列のサイズを事前に指定する必要があります。たとえば、動的配列を宣言した後、以下の ReDim ステートメントを使用してそのサイズを 5 に設定します。

Dim numbers() As Integer
ReDim numbers(4)

静的配列と同様に、動的配列も0からインデックスされます。

配列の要素は添字を使ってアクセスしたり変更したりできます。例として、静的配列numbersの最初の要素は次の文で10に設定できます。

numbers(0) = 10

通常の1次元の配列に加えて、VBでは多重配列もサポートされています。多重配列は2次元、3次元、またはそれ以上の次元の配列にすることができます。

Dim arrayName(size1, size2, ...) As dataType

size1 と size2 はそれぞれ、その次元の配列のサイズを表します。たとえば、2 次元配列を宣言する文は次のようになります。

Dim matrix(2, 3) As Integer

この配列は 3 行 4 列で構成され、2つのインデックスによって要素にアクセスしたり、要素を変更したりできます。

VBでは、ArrayListクラスやList(Of T)クラスを使用して、増減が可能な配列であるコレクションの配列を作成できます。

以上、VB プログラミングにおける配列に関する基礎知識を解説してきました。配列は非常に有効で多用されるデータ構造であり、大量のデータを格納・処理するために利用することができます。

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