OracleのMINUS演算子を使用する方法
Oracleでは、MINUS演算子は、1つめの問合せ結果から2つめの問合せ結果を引算し、1つめの問合せ結果のみに含まれる行だけを取得するために使用します。MINUS演算子を用いる際の基本的な構文は次のとおりです。
SELECT column1, column2, ...
FROM table1
MINUS
SELECT column1, column2, ...
FROM table2;
column1やcolumn2などの列が選択される列名、table1とtable2が照会される表の名前です。2つの照会では列数が同じでなければならず、対応する列のデータタイプは互換性がある必要があります。
たとえば、従業員と管理職の2つのテーブルがあり従業員テーブルの中から管理職ではない従業員を抽出したい時、以下の問い合わせを使用できます。
SELECT employee_id, first_name, last_name
FROM employees
MINUS
SELECT employee_id, first_name, last_name
FROM managers;
employeeテーブルに存在し、managerテーブルに存在しない社員のemployee_id, first_name, last_nameを返します。