SPSSAUでクラスター分析を行う方法をていねいに解説します
まず、SPSSソフトウェアがインストールされ、開いていることを確認してください。
- データのインポート:SPSS ソフトウェアのメニューバーから「ファイル」を選択し、「開く」を選択します。インポートするデータファイルを見つけるためにコンピュータ全体を参照します。そのファイルを選択して、「開く」をクリックします。
- データの準備:データファイルでは、各列は変数を表し、各行は観察を表すと確認してください。必要に応じて、欠損値の削除や変数の正規化などのデータのクレンジングと変換を実行できます。
- SPSSソフトのメニューバーから「分析」→「分類データ」→「K平均値クラスタリング」を選択することでクラスタ分析を実行することができます。するとパラメータの設定を行うための新しいウィンドウが開きます。
- クラスタリングパラメータの設定:クラスタリング設定ウィンドウで、クラスタリングする変数を選択し、クラスタの数(カテゴリ数)を設定する。
- 「OK」ボタンをクリックすると、SPSS はクラスタ分析の実行を開始します。
- クラスタリング結果を解釈する: クラスタ分析が完了すると、クラスタの心(各変数の平均)と、各観測値が属するクラスタのカテゴリーを含む、いくつかの出力結果が得られます。これらの結果を使用して、クラスタの特徴とパターンを解釈できます。
- クラスターの結果を可視化するには、SPSS でグラフツールを使用してクラスター別の観察値の分布を示す散布図を作成できます。
- 研究の目的によっては,クラスタの結果をさらに分析することができる。例えば、異なるクラスタ間での差異を比較したり、クラスタの結果を他の変数と関連させて分析したりすることである。
以上がSPSSを使いクラスター分析を行う基本的な手順です。実際には、それぞれのニーズやデータの特徴によって、さらに調整や分析を加えることができます。