Xcode8の新機能と落とし穴

Xcode 8では多くの新機能が搭載されましたが、それに伴う落とし穴にも注意が必要です。以下に、よくある新機能と問題をまとめました。

新機能:

  1. Swift 3: Xcode 8ではSwift 3が標準となり、言語の改善や新機能が多数追加されますが、構文とAPIの一部変更に注意が必要です。
  2. オートレイアウト: Xcode 8 では、オートレイアウトが導入され、オートレイアウトを利用する場合、オートレイアウトエンジンと従来のレイアウトエンジンのどちらかを選択できるようになりました。
  3. Interface Builderの改良点:デザイン時のアトリビュートインスペクタ、リアルタイムプレビュー、アクティビティモニタなど、Interface Builderには多数の改良点が導入されました。
  4. Playgroundsの改善:Playgroundsではストーリーボードやその他のリソースファイルを使用できるようになるなど、多くの改善点や新機能が追加されました。
  5. テストプラン:Xcode 8ではテストプランが導入され、テストケースの整理と管理が向上しました。
  6. ソース管理の改善: Xcode 8では、ソース管理が強化されており、より優れた競合解決、ブランチ管理、コミット履歴などを含みます。

考えられる問題点:

  1. 互換性問題:Swift 3では言語やAPIに変更が大きく入ったので、Xcode 8で動作させるにはコードの移行・調整が必要になる可能性があります。
  2. コンパイルに関する問題:Xcode 8 は、以前のプロジェクト用のコンパイル設定の一部を変更した可能性があり、その結果コンパイルエラーまたは警告が発生している場合があります。その場合は、関連する設定を確認して修正してください。
  3. App Store 提出に関する問題。 Xcode 8 によって新たな App Store 公開用のツールが導入され、アプリを App Store に正常に提出するために、多少の調整と設定が必要になる可能性があります。
  4. Interface Builderの問題:Xcode 8によるInterface Builderの改善により、インターフェイスレイアウトの乱れ、xibファイルの読み込みが正常に行われないなどの新しい問題が発生する可能性があります。
  5. デバッグの問題:Xcode 8では、ブレークポイントが正しくヒットしない、変数の値が適切に表示されないなど、新しいデバッグの問題が発生する可能性があるので、注意してデバッグを行う必要があります。

Xcode 8では新機能や改良が多数加わっていますが、互換性やデバッグ面で問題も発生する可能性があります。使用時には新機能をしっかり把握し、不具合があれば速やかに解決策を調べましょう。

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