MANIFEST.MFって何ですか?
MANIFEST.MFファイルは、Java JARファイルの中にあるメタデータファイルで、パッケージ化されたJARファイル内のさまざまな属性や情報を記述するものです。Javaプラットフォームにおける仕様であり、Javaアプリケーションのコンポーネント、ライブラリ、モジュールを定義、管理するために利用されます。MANIFEST.MFファイルには、次のような情報が含まれています。
- Main-Class: Javaプログラムのメインクラス、つまりJARファイルのエントリクラスを指定します。
- クラスパス:JAR ファイルの依存ライブラリやその他のリソースのパス
- 作成されたバイ: JARファイルの作成に使用されたツールとバージョンを表示します。
- 構築者:指定ビルドの JAR ファイルを作成した個人またはチーム。
- Implementation-Version: JAR ファイルのバージョンを指定します。
- 実装ベンダ:指定された JAR ファイルの提供者またはベンダーを指定します。
- 指定される JAR ファイルによって実現される仕様のタイトル。
- ネイティブ言語でパラフレーズされた文:JARファイルが実現する仕様のバージョン。
テキストエディタで編集変更できる MANIFEST.MF ファイルは、jar コマンドなどの Java のパッケージツールを利用して生成更新することもできます。Java アプリケーションのバージョン、依存関係、設定を管理する上で欠かせないファイルになります。