tomcatは外部設定ファイルをどのように読み取りますか
Tomcatは外付けの設定ファイルを以下の方法で読み取ることができます。
- コンテキストファイル(context.xml)を使う方法:Tomcat のconf/Catalina/localhost/ディレクトリにアプリケーションのコンテキストパスと同じ名前のxmlファイル(例:アプリケーションのコンテキストパスが/myappの場合、ファイル名はmyapp.xml)を作成し、そこに設定情報を記載します。Tomcatはそのアプリケーションをデプロイするときに自動的にそのファイルの設定情報を読み込まれます。
- システム環境変数を用いる:設定情報をOSの環境変数に格納し、アプリケーションで System.getProperty() メソッド経由で取得する。
- Java Naming and Directory Interface(JNDI)を利用:TomcatのJNDIコンテキスト内に設定情報を登録できる。アプリケーション内では InitialContext クラスを経由して読み込み可能。
- Javaシステムプロパティを使う: -Dパラメーターを使用してTomcatを起動するときにJavaシステムプロパティを設定し、アプリケーション中でSystem.getProperty()メソッドで読み取ることができます。
- 外部設定ファイルを使用する場合は、設定ファイルをアプリケーションのクラスパス下に置き(例えば、WEB-INF/classes/ディレクトリ下)、アプリケーション内でClassLoader.getResource()メソッドを使って読み込むことができます。