golangのinit関数の使い方は何ですか
Goで、init()関数はパッケージがインポートされた時に初期化処理を実行するための特別関数です。init()関数はプログラム実行時に自動的に呼ばれ、引数や戻り値はありません。各パッケージでは複数のinit()関数を持て、宣言された順序で順番に実行されます。
init()関数の使い方は主に次の通りです。
- パッケージレベル変数を初期化する:`init()` 関数の中でパッケージレベル変数、例えば、グローバルな設定変数や、データベース接続などを初期化できます。
- 最初に一度だけ初期化操作を実行する。init() 関数は、ドライバの登録やログの初期化など、一度だけ実行する必要のある初期化操作を実行するために利用できる。
- 他の関数の初期化処理を呼び出し可能:init() 関数では、データベーステーブルの初期化やルーティングの設定などの、初期化処理を実行する他の関数を呼び出すことができます。
- 他のパッケージをインポートするときに実行される初期化処理:パッケージがインポートされると、パッケージ内の init() 関数が自動的に実行され、HTTP ハンドラーの登録、グローバル変数の初期化などのパッケージのインポートに関連する初期化処理を実行できます。
init() 関数は明示的に呼び出す必要はなく、パッケージをインポートする時に自動的に実行される点に注意する必要があります。したがって、コード上で init() 関数を手動で呼び出すことはできません。