遠隔データベースにアクセスするには、PL/SQLでどうすればよいですか。
PL/SQLは以下の手段で、リモートデータベースにアクセスすることができます。
- データベースリンクを使用する: データベースリンクは、PL/SQL でリモートデータベースにアクセスするための一般的な方法です。データベースリンクを作成することで、PL/SQL はリモートデータベース内の表、ビュー、ストアドプロシージャなどのオブジェクトにアクセスできます。CREATE DATABASE LINK ステートメントを使用してデータベースリンクを作成し、次に PL/SQL でそのリンクを使用してリモートデータベースにアクセスします。
- 透過 Transparent Database Access(TDA)機能、ローカルデータベースにアクセスするように、PL/SQLからリモートデータベースへ直接アクセスできます。TDAの設定により、PL/SQLからデータベースリンクやデータベース別名を使ってリモートデータベースにアクセス可能です。
- 外部テーブル(External Table):これは特殊なテーブルで、実質的にリモートデータベース内のデータ定義に基づいて定義されます。外部テーブルを作成することで、PL/SQLはクエリーにおいてリモートデータベース内のデータにアクセスできます。外部テーブルはCREATE TABLE … ORGANIZATION EXTERNALステートメントを使用して作成でき、PL/SQL内で利用してリモートデータベースにアクセスできます。
ただし、リモートのデータベースにアクセスするには、適切な権限とネットワーク接続のセットアップが必要です。また、リモート側のデータベースの構成が、PL/SQLからのアクセスを許可している必要があります。