大容量ファイルを WebSocket でアップロードの方法
WebSocket による大規模ファイルのアップロードを行うには、以下のような方法があります。
- 大容量ファイルをチャンクする: 大きなファイルをより小さなファイルのチャンクに分割する。各チャンクのサイズは転送に適しています。ファイルのチャンク化にはJavaScript の File API を使用できます。
- WebSocketでファイルチャンクを送信する:WebSocketのsend()メソッドを使用して、ファイルチャンクを1つずつサーバーに送信します。WebSocketのbinaryTypeプロパティを使用してデータ型を「arraybuffer」または「blob」に設定することにより、バイナリデータを送信できます。
- サーバー側でファイルチャンクを受信する:サーバー側では、WebSocketからファイルチャンクを受信する必要があります。WebSocketライブラリまたはフレームワークを使用してWebSocket接続を処理し、クライアントからファイルチャンクを受信できます。
- ファイルチャンクは、サーバ側で受信後、それらを完全なファイルに再組み立てする必要がある。 サーバ側のファイルシステムまたはメモリバッファーを使用すると、ファイルチャンクは単一の完全なファイルに統合できる。
- サーバ側はすべてのファイルチャンクを受け取り、再構成した後、クライアントにファイルを正常にアップロードできたというメッセージなどのレスポンスを送信することができます。
WebSocketはTCPベースなので、大容量ファイルをアップロードすると、ネットワーク負荷の増加やタイムアウトが発生する可能性があるので、注意が必要。断点再開機能を活用し、ネットワークの切断やアップロードの中断後でも、その時点からファイルをアップロードを継続できるようにする必要がある。