仮想プライベートサーバーをFTPで有効にする方法は?
仮想クラウドホストにてFTPサービスを開始するには、以下の手順に従ってください。
- SSH クライアント(例: PuTTY)から IP アドレスとユーザー名/パスワードで接続します。
- FTPサーバーをインストールするには、vsftpd、ProFTPD、Pure-FTPdなど適切なソフトウェアを選択してインストールします。たとえば、Ubuntuの場合、次のコマンドでvsftpdをインストールできます。
sudo apt-get update
sudo apt-get install vsftpd
- /etc/vsftpd.conf
- anonymous_enable : YESにすると匿名ユーザーのログインを許可し、NOにすると禁止する。
- local_enable: YESに設定するとローカルユーザーのログインを可とし、NOに設定すると禁止します。
- 書き込み可能: YESに設定すると、ユーザーはファイルをアップロードできます。NOに設定すると、ユーザーはファイルをアップロードできません。
- chroot_local_user: YESに設定するとユーザーは自分のホームディレクトリへのみアクセス可能になります。
- FTPサービスを起動します。端末で次のコマンドを実行してFTPサーバーを起動します。
sudo service vsftpd start
- ファイアウォールのルールを設定する。ファイアウォールが仮想マシンで有効になっている場合は、FTP トラフィックが通過するように適切なルールを設定する必要があります。具体的な設定は、使用するファイアウォール ソフトウェアと構成方法によって異なります。
- FTPサービスのテスト:FTPクライアントソフトウェア(FileZillaなど)を介して仮想サーバーに接続し、ユーザー名とパスワードでログインし、ファイル転送を実施することで、FTPサーバーが適切に機能しており、要件を満たしていることを確認できます。
FTPサービスの利用はセキュリティリスクが発生する可能性がありますので、適切な設定・運用管理(例:利用ユーザーがアクセスできるディレクトリの限定、TLS/SSLなどの暗号化接続の利用)を行うよう注意してください。