リファラーとはどのような概念で、どのような役割を果たすのでしょうか

リファラー(紹介ページ)とは、ユーザーがリンクをクリックしたりフォームを送信したりなどの操作を行ったときに、ブラウザから現在のページのURLがサーバーへ自動送信される情報のことで、ユーザーがどのページから遷移してきたのかをサーバーに伝えることができます。

リファラの設定としては以下が挙げられます:

  1. アクセス解析:ウェブサイトはリファラー情報を解析して、ユーザーがどのページからウェブサイトにアクセスしたかを知ることができ、ユーザー流入元やトラフィック分布の統計分析に活用することで、ウェブサイトの宣伝やユーザーエクスペリエンスの改善に役立てることができます。
  2. ホットリンク防止:Referer情報をチェックすることでアクセス元の正当性を判断し、要求が不正な場合にはサービス提供を拒否して、ホットリンクを効果的に防止します。
  3. パーソナライズ化されたカスタマイズ:ウェブサイトはリファラ情報を基にユーザーの出所を判断し、ユーザーに合わせたコンテンツやサービスを提供します。
  4. 安全等検証:ウェブサイトによっては、Referer情報からリクエストが正当なページからのものであるかどうかを判断することで、悪意のある攻撃やクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)を防ぐ。

ブラウザーから送信されるreferer情報は、ユーザー側でブラウザーの設定変更やプラグイン等を利用することで改変・隠蔽できることに注意し、referer情報を利用する際には慎重に扱い、センシティブな操作やセキュリティ検証等に依存しないように留意する必要があります。

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