リアルタイム更新データを定時に送信するためのMFCの方法は?
Microsoft Foundation Class(MFC)は、Windowsプラットフォーム向けのC++アプリケーションフレームワークで、Windowsアプリケーションの開発を簡略化するためのクラスと関数のセットを提供しています。MFCでは、タイマーを使用して特定のアクションを定期的にトリガーし、リアルタイム更新データの定期送信を実現できます。
MFCのタイマーを用いてリアルタイム更新データを一定時間ごとに送信する手順は、以下のとおりです。
- タイマーを作ろう:
MFCアプリケーションのメインウィンドウクラス内で、SetTimer()関数を使ってタイマーを作成します。その関数のプロトタイプを以下に示します。
UINT_PTR SetTimer(UINT_PTR nIDEvent, UINT nElapse, TIMERPROC lpTimerFunc);
- nIDEventパラメータはタイマーのIDを表し、異なるタイマーを識別するために使用できます。
- nElapseパラメータは、タイマーの時間間隔をミリ秒単位で表します。
- lpTimerFuncのパラメータであるコールバック関数は、タイマーのトリガー時に呼ばれます。
- タイマメッセージの処理:
メインウィンドウクラスでは、タイマーメッセージを処理するためOnTimer()関数をオーバーライドします。この関数は指定された時間間隔で呼び出され、ここでデータを送信するコードを記述できます。
void CMyWnd::OnTimer(UINT_PTR nIDEvent)
{
// 根据nIDEvent判断是哪个定时器触发了
// 在这里编写发送数据的代码
}
- タイマーをオンにします。
OnInitDialog()、OnInitialUpdate() などのメインウィンドウクラスの初期化関数で SetTimer() 関数を呼び出し、タイマーをスタートさせます。
BOOL CMyWnd::OnInitDialog()
{
// 创建定时器,ID为1,时间间隔为1000毫秒(1秒)
SetTimer(1, 1000, NULL);
return TRUE;
}
上記の手順を行うことでMFCタイマーを使ってリアルタイム更新データを定期的に送信する機能を実現できます。OnTimer()関数の中にデータを送信するコードを記述しておけば、タイマーは指定した時間間隔ごとにOnTimer()関数をトリガーし、それによってデータを定期的に送信する効果が得られます。