マトリックスラボを用いて仮説検定を行う方法
MATLABで仮説検定を行うには、ttest関数を使用します。ttest関数は2つのサンプルに対するt検定を計算するために使用され、単標本t検定と二標本t検定があります。1. 単標本t検定MATLABで単標本t検定の仮説検定を行う方法の例を以下に示します。% Xがサンプルデータ、µ0が母平均と仮定しますX = [1, 2, 3, 4, 5];µ0 = 3; % 単標本t検定を実行します [h, p, ci, stats] = ttest(X, µ0); この例では、hは帰無仮説を棄却するかどうかを表す論理値です。hが1の場合、帰無仮説は棄却され、hが0の場合、帰無仮説は受容されます。pは確率値で、帰無仮説を棄却する確率を表します。ciは信頼区間で、推定平均の範囲を表します。statsはいくつかの検定結果の統計情報を格納する構造体です。2. 二標本t検定MATLABで二標本t検定の仮説検定を行う方法の例を以下に示します。% XとYが2つのサンプルデータと仮定しますX = [1, 2, 3, 4, 5];Y = [2, 3, 4, 5, 6]; % 二標本t検定を実行します [h, p, ci, stats] = ttest2(X, Y); この例では、h、p、ci、statsの意味は単標本t検定と同じです。ttest関数とttest2関数は、サンプルデータが独立同一分布正規分布に従うことをデフォルトで仮定することに注意してください。サンプルデータがこの仮定を満たさない場合は、他の適切な仮説検定方法を使用できます。