スパークのDAGスケジューラーは何ですか?
SparkのDAGスケジューラは、ユーザーが提出したSparkアプリケーションを有向非巡回グラフ(DAG)に変換し、タスクの依存関係に基づいてタスクのスケジューリングと実行を行うコンポーネントです。
ユーザーがSparkアプリケーションを提出すると、DAGスケジューラーはアプリケーション内のRDD変換操作(map、filter、reduceなど)やアクション操作(collect、countなど)を有向非巡回グラフに変換します。このDAGグラフは、各RDD間の依存関係やデータの流れや変換方法を記述しています。
DAGスケジューラーは、このDAGグラフの依存関係に基づいて、タスクを複数の段階(ステージ)に分割し、各段階には並行して実行できる複数のタスクが含まれます。その後、DAGスケジューラーはこれらのステージをタスクスケジューラーに提出し、タスクスケジューラーがエグゼキューターにタスクを割り当てて実行します。
DAGスケジューラーを使用することで、Sparkはより効率的なタスクスケジューリングと実行を実現し、リソースの利用効率と実行効率を向上させることができます。同時に、DAGスケジューラーはタスクの実行順序を最適化し、データのシャッフル回数を減らすことで、全体の計算パフォーマンスを向上させることができます。