クラウド仮想ホストのポート設定
クラウド仮想ホスティングのポート設定は、次の手順で実行できます。
- クラウド仮想ホスティングのコントロールパネルへログインまたはホストへSSH接続する
- ホストファイアウォールの設定ファイルを開きます。通常、ファイアウォール設定ファイルは /etc/sysconfig/iptables または /etc/iptables/rules.v4 にあります。
- 構成ファイル内に、「-A INPUT -p tcp –dport 22 -j ACCEPT」のようなルールを検索します。これは、ホストの既定ポート22に対するSSH接続を許可します。
- 必要なポートに合わせて、このルールをコピーして貼り付け、変更します。例えば、HTTP の新しいポート 80 を設定する場合は、ルールを「-A INPUT -p tcp –dport 80 -j ACCEPT」に変更できます。
- ファイアウォール設定を保存して閉じる。
- ファイアウォールの設定を再読み込みして変更を有効にするには、次のいずれかのコマンドを使用します。
- CentOSやRHELの場合:service iptables restart
- Ubuntu、Debian の場合:service netfilter-persistent reload
- ネットワークセキュリティグループやルーターで、必要なポートがクラウド仮想ホストの公開IPアドレスに転送されていることを確認します。
- ポートの設定が正しく動作しているかをテストします。telnetまたはncコマンドを使用してポートへの接続をテストすることができます。たとえば、HTTPポート80をテストするには、telnet <クラウドホストIP> 80 または nc -zv <クラウドホストIP> 80コマンドを実行できます。
OSやVPSプロバイダによってポート設定は異なる可能性がありますので、ご注意下さい。また、必要なポートのみ許可し、不要なポートへのアクセスを制限して、ネットワークの安全性を強化することも忘れずに行ってください。