クラウドサーバーの2重バックアップの方法とは
クラウドサーバーのデュアルバックアップする方法を以下にいくつか示します。
- コールドバックアップ:メインサーバーのデータを定期的にバックアップサーバーにバックアップします。バックアップサーバーは通常オフライン状態です。メインサーバーに障害が発生した場合は、バックアップサーバーをメインサーバーに切り替え、ビジネスの継続性を確保できます。コールドバックアップの利点は、バックアップサーバーのコストが低いことですが、切り替えプロセスには時間がかかります。
- ホットバックアップ:プライマリサーバのデータをリアルタイムでバックアップサーバに同期し、バックアップサーバはオンライン状態。プライマリサーバに障害が発生した場合、即座にバックアップサーバに切り替えることができ、サービスの中断はほとんど発生せず、業務の継続性を確保できます。ホットバックアップのメリットは切り替えが高速な点ですが、バックアップサーバのコストが高くなります。
- 異地バックアップ: メインサーバーのデータを別の物理的な場所に設置されたバックアップサーバーに格納します。メインサーバーの所在地に災害が発生した際、バックアップサーバーからデータを復旧させて事業継続性を確保します。異地バックアップのメリットとして数据的安全性の向上が挙げられますが、遠方にバックアップを行うことでネットワーク遅延が発生する可能性があります。
- 増分バックアップ:サーバーで新しく追加または変更されたデータのみをバックアップし、データセット全体をバックアップするわけではありません。これにより、バックアップに必要なストレージスペースと転送時間を削減できます。増分バックアップの利点は効率性が高いことですが、データを復元するときには複数の増分バックアップを再構築する必要がある可能性があります。
実運用や予算をもとに適正な二重化バックアップ方式を選択することで、サーバーの信頼性と事業継続性を向上できます。