クラウドサーバーの改ざん防止設定方法
クラウドサーバーの改ざん防止を設定するには、以下の対策を講じます。
- ファイアウォールの設定: クラウドサーバーのファイアウォールルールを設定することで、特定のIPアドレスまたはIP範囲からのアクセスを制限し、権限のないユーザーがサーバーを削除または変更することを防ぎます。
- ネットワーク上でパケットの流れるのを制御するACL:特定のIPアドレスやIP範囲へのアクセスを制限し、許可された人物のみサーバーにアクセスできることを許可します。
- 権限とユーザーロールの設定:クラウドサーバー上で異なるユーザーアカウントを作成し、異なる権限とロールをそれぞれのユーザーに割り当てます。必要な権限のみをユーザーに付与し、機密ファイルやシステム設定の変更や削除を制限します。
- 重要なデータと設定ファイルを定期的にバックアップし、バックアップファイルを安全な場所に保存して、削除や変更によるデータ消失を防ぎます。
- セキュリティソフトのインストールと設定:ウイルス対策ソフトやファイアウォールなどのセキュリティソフトをインストール・設定し、サーバーをリアルタイム監視して保護します。悪意のある削除や改ざん行為を早期に察知、阻止します。
- 定期的にシステムとアプリケーションの更新を実施:オペレーティングシステムやアプリケーションの更新プログラムやセキュリティパッチを適宜適用することで、既知の脆弱性や不備を修正し、サーバーの安全性を向上させます。
- パスワードポリシーの強化:複雑なパスワードポリシーを設定し、パスワードの長さ、複雑さ、有効期限などを規定して、パスワードの推測や総当たり攻撃による解読を防ぐ。
- 監視とログ記録:監視ツールによるサーバのリアルタイム監視とログの記録を行い、削除や変更などの操作をタイムリーに把握・追跡し、緊急対応や監査に役立てる。