Oracle並列処理:複数テーブル活用で高速化【実践ガイド】
Oracleデータベースでは、複数のテーブルの並行処理を実現する方法として、次のような方法があります。
- 個々のテーブルに対する並列処理:ALTER TABLE文を使用して、テーブルの並列度を設定することができます。例えば、
ALTER TABLE table_name PARALLEL (DEGREE 4);
この設定により、クエリ実行時に4つの並列プロセスが使用され、table_nameの検索が加速されます。
- データベース全体に対して並列処理を行う場合は、ALTER SYSTEMステートメントを使用してデータベースの並列度を設定できます。例えば:
ALTER SYSTEM SET PARALLEL_MAX_SERVERS = 10;
データベースシステムが最大10個の並行クエリを同時に実行できるようになります。
- 特定のSQL文に対して並列処理を行う場合:HINTSを使用して並列度を指定することができます。例えば、 SQL文中で指定することができます。
SELECT /*+ parallel(table_name, 4) */ column1, column2
FROM table_name;
クエリの実行中に4つの並行プロセスを使用してクエリを加速させることができます。
総括すると、Oracleデータベースの並列処理機能は、複数のテーブルの並列処理を実現するためにテーブル、データベース、またはSQLステートメントの並列度を設定することで、クエリのパフォーマンスを向上させることができます。