ロータスドミノ・データベースの重要なデータの保護の詳細
ロータス・ドミノ・データベースの重要なデータ保護には、主な側面として以下があります。
- アクセス制御：適切なアクセス制御リスト（ACL）を設定することで、データベースのアクセス権限を制限できます。ACLからは、誰がデータベースにアクセスでき、どういった操作を実行できるかを定義できます。管理者は、各ユーザーまたはユーザーグループごとに、読み取り専用、読み書き、管理者アクセス権など、適切なアクセスレベルを割り当てることができます。
- データベースレベルの暗号化機能を使用して、データベース内のデータを暗号化し、権限のないアクセスから保護できます。暗号化は、転送中および格納中のデータの安全性を保護できます。Lotus Domino は、対称暗号化と公開鍵暗号化の 2 種類の暗号化方式を提供します。
- 定期バックアップ：データベースを定期的にバックアップすることは、重要なデータを保護する重要な対策です。データベースを定期的にバックアップすることで、データ紛失や破損の発生時にデータを復元できます。バックアップには、データベースファイル、ログファイル、設定ファイルなど、必要なすべてのファイルを含める必要があります。
- 監査ログ：監査ログ機能を有効にすることで、データベースに対するすべての操作とアクセスが記録されます。監査ログはデータベースの使用状況をモニタリングし、潜在的なセキュリティ上の問題を追跡するために使用できます。管理者は定期的にログファイルを調査し、セキュリティホールをタイムリーに検出して対応することができます。
- ネットワークセキュリティ：データベースサーバ自体の安全を確保することも重要です。管理者はサーバのOSやネットワーク機器の安全を確保するための対策をとる必要があります。例としては、最新のセキュリティパッチのインストール、ファイアウォールの使用、ネットワークアクセス制御リストの設定などが挙げられます。
- 強固なパスワードポリシー：強固なパスワードポリシーは、データベースを保護するための重要な対策の 1 つです。ユーザーは複雑で長いパスワードを使用し、定期的にパスワードを更新する必要があります。管理者は Lotus Domino のパスワードポリシーを使用して、パスワードの長さ、文字、数字、特殊文字の包含などのパスワードの複雑性要件を設定できます。
- 定期的なアップデートとパッチ管理：ロータス・ドミノソフトウェアとその関連パッチを定期的にアップデートすることは、データベースを保護するための重要な対策です。管理者は、公式にリリースされたアップデートとパッチを追跡し、既知のセキュリティ脆弱性を解決するためにデータベースサーバーにタイムリーに適用する必要があります。
総合的にアクセス制御、データ暗号化、定期バックアップ、監査ログ、ネットワークセキュリティ、強固なパスワードポリシー、定期的な更新などを検討し、データベースの安全性と完全性を確保することが、Lotus Dominoデータベースの重要なデータを保護するための鍵となります。
