セッションのタイムアウト設定と強制ログアウトの実装
ウェブアプリケーションにおいて、セッションタイムアウト設定や強制ログアウト機能を実現する方法としては、次のような方法があります。
- セッションのタイムアウト時間の設定は、Webアプリケーションの設定ファイルから行います。例えば、JavaのWebアプリケーションでは、web.xmlファイルでsession-timeoutパラメータを設定します(単位は分)。設定された時間を経過すると、サーバーは自動的にそのセッションを破棄します。
- 定期タスク内でセッションの有効期限を監視するサーバサイド制御
- セッション管理のデータ構造(例:マップ)をサーバー側で管理し、各ユーザーのセッションIDとログイン状態を格納します。強制ログアウトが必要な場合(ユーザーのパスワード変更や管理者操作など)、ユーザーのセッションIDに基づいて対応するセッションを見つけ出して破棄することで、強制ログアウトを実現できます。
- クライアントポーリングによる確認:フロントエンドのページではJavaScriptを使ったサーバーへのポーリングを一定時間単位で行い、セッションの有効期限切れを確認。セッションの有効期限が切れている場合はダイアログボックスを表示してユーザーに通知し、適宜対応を行います。
同時接続によりユーザーの複数のセッションが正しく破棄されるように、強制ログアウト機能の実装では同時実行を考慮する必要があります。