vlookup関数でワイルドカードを使用する方法
VLOOKUP関数でワイルドカードを使うときは、MATCH関数と「*」または「?」というワイルドカード記号を組み合わせて使用します。
- ワイルドカード記号「*」は、任意の長さの文字を置き換えることができます。
- ワイルドカード「?」は、あらゆる文字を表すことができます。
サンプルを以下に示します。
従業員情報を含むテーブルがあるとします。そのテーブルには従業員の名前を格納した列が含まれます。部分的な従業員の名前を入力することで、その従業員に一致するレコードを検索したいと考えています。
別のセルに「A*」など部分的な従業員名を入力し、従業員名の先頭が「A」から始まる名前を検索します。
次に、Vlookup関数のMATCH関数とワイルドカードを使用して、一致する従業員のレコードを検索します。
例えば、職員情報表の名前がA列にいるとき、ある職員の名前がセルB1に入っていて、探したいとき、次の式が使えます。
VLOOKUP(B1 & “*”, A:A, 1, 0)
A列にある、B1セルに入力した部分従業員名が先頭に一致する従業員レコードを検索し、一致するレコードの最初の列の値を返します。
注意、ワイルドカード記号「*」はVLOOKUP関数のlookup_value引数に必ず使用し、ワイルドカード機能を実現するためにMATCH関数と組み合わせて使用しなければなりません。