TSQL基礎概論で迅速に始めましょう

T-SQL(トランスアクトSQL)は、リレーショナルデータベースの管理や操作に用いられるプログラミング言語であり、Microsoft SQL Serverデータベースで広く用いられています。以下にT-SQLのいくつかの基本的な概念を紹介します。

  1. テーブル: テーブルはデータベースでデータを格納するための基本的な単位です。行と列から構成され、それぞれの列はデータのフィールドを、それぞれの行はデータのレコードを表しています。
  2. データ型(Data Types):T-SQLでは、各列はデータ型を指定する必要があり、これは列に保存可能なデータの種類を定義します。一般的なデータ型には、整数(INT)、文字(VARCHAR)、日付(DATE)などがあります。
  3. プライマリキー(主キー):各レコードを一意に特定するカラム。値の一意性が保証されており、NULLとなることはない。レコードの一意性を確保するためや、テーブル間のリレーションを構築するために使用される。
  4. 外部キー(Foreign Key):外部キーは、複数のテーブル間のリレーションシップを構築するために使用される。それは、別のテーブルの主キーを指す列であり、テーブル間のデータの整合性と完全性を確保する。
  5. クエリ(クエリ):クエリはT-SQLで最もよく使われる操作の1つです。SELECT文を使用することで、テーブルからデータを検索し、特定の条件に基づいてデータをフィルタリングしたりソートしたりすることができます。
  6. フィルタ(Filter):検索時に、特定の条件に合ったデータを抽出するためにWHERE句を使用することが可能。WHERE句では、比較演算子(=、>、<など)や論理演算子(AND、OR)を使って複雑な条件を構築できる。
  7. 並べ替え条件(Order):ORDER BY句を使って問い合わせの結果を並び替えることができます。1つ以上の列を指定して並び替えができ、並び替えの順序(昇順または降順)を指定できます。
  8. 集約(アグリゲーション):クエリでは、集約関数を使用してデータを統計的に計算できます。一般的な集約関数には、SUM、COUNT、AVG、MIN、MAX などがあります。
  9. 結合(Join):結合は、2つ以上のテーブルのデータを1つにまとめるために使われます。結合する条件をJOIN句で指定することができ、条件に応じて結合の種類(INNER JOIN、LEFT JOIN、RIGHT JOINなど)を使い分けることができます。
  10. サブクエリ(部分クエリ):他のクエリの中にネストされた、データの取得や追加のフィルタリングや並び替えを行うためのクエリ。

T-SQLの基礎概念を知っていると、より複雑かつ高度なデータベース操作を行うことができます。

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