Linuxシングルユーザーモードに入る方法
Linux ではシングルユーザーモードに移行するには、以下の手順に従う必要があります。
- パソコンを再起動してください。ログインしていればrebootコマンドで、ログインしていなければCtrl+Alt+Delで再起動します。
- 再起動中に、GRUBのブートメニューに入ります。ほとんどのLinuxディストリビューションでは、ShiftキーかEscキーを押すことでGRUBメニューに入ることができます。システム起動が高速の場合、何回か試す必要がある場合があります。
- GRUBメニューから、利用するLinuxカーネルバージョンを選択してください。通常、デフォルトのカーネル、リカバリモードなどが選択肢としてあります。シングルユーザーモードで利用するカーネルバージョンを選択してください。
- GRUBメニューで、編集モードに入るための「E」キーを押します。
- 編集モードで、Linuxカーネルの起動パラメータを含む行を見つけます。通常「linux」または「linux16」で始まります。
- 行末に「single」 параметр を追加します。 追加後、Ctrl+XまたはF10キーを押してシングルユーザーモードを開始します。 たとえば、元の行が「linux /vmlinuz root=/dev/sda1」の場合、「linux /vmlinuz root=/dev/sda1 single」に変更します。
- システムはシングルユーザーモードで起動されます。 このモードでは、rootユーザーとしてシステムにログインし、メンテナンスと修復操作を実行できます。
なお、シングルユーザーモードに入るにはroot権限が必要です。root権限をお持ちでない場合は、この操作は実行できません。また、シングルユーザーモードでシステムの変更を行う際は、システムが起動不能になる、あるいはデータが失われる可能性がある操作もありますので、慎重に行ってください。