JavaWeb は nginx のロードバランサーを使って負荷分散を行います
Java Web アプリケーションで Nginx ロードバランシングを使用するには、次の手順に従ってください。
- nginxのインストールと設定:まず最初に、サーバーにnginxをインストールする必要があります。これは、ターミナルでサーバーのOSに対応するコマンドを実行することでインストールできます。インストールが完了したら、nginxの基本的な設定を行う必要があります。リスニングポートやプロキシ設定などが含まれます。
- upstreamを設定するには、nginxの設定ファイル内に、負荷分散バックエンドサーバーを定義するupstreamブロックを追加します。upstreamブロックでは、JavaWebアプリケーションが動作しているサーバーのIPアドレスとポートを指定します。例:
upstream backend {
server 192.168.1.100:8080;
server 192.168.1.101:8080;
}
このバックエンドはプロキシパスで使用される、ロードバランサーのバックエンドサーバーグループの名前です。
- 設定方法: nginxの設定ファイルにlocationブロックを追加して、ロードバランシング対象のURLを指定し、リクエストをバックエンドサーバー群にプロキシするように設定します。例:
location / {
proxy_pass http://backend;
}
ここには、ロードバランサーの対象となる URL パスを記載してください。backend は、upstream で定義したバックエンドサーバのグループの名前です。
- nginx保存して再起動:設定ファイルを保存する。これにより、nginxが再起動し、新しい設定をロードします。
上記の手順を完了させると、Nginx のリスニングポートへのアクセス要求があった際に、Nginx はロードバランシングアルゴリズムに基づき、バックエンドサーバ群内のいずれかのサーバに要求を転送し、ロードバランシングを実現する。