AttachDirty(saveOrUpdate)を使用してトランザクションと排他制御を休止
アタッチダーティ(saveOrUpdate)を利用して休止トランザクションとコンカレンシーを扱うには、次の手順に従います。
- 新しいトランザクションを開始:Hibernate の Session オブジェクトを使用して新しいトランザクションを開始します。
- 更新する対象エンティティを取得する: クエリなどで更新対象のエンティティを取得する。
- 実体を変更する:実体のプロパティを修正する
- 変更したエンティティオブジェクトをデータベースに保存するために、attachDirty(saveOrUpdate)メソッドを使用します。
- 休止トランザクション:スレッドをスリープさせてトランザクションを休止状態にするには、エンティティオブジェクトを保存または更新する前にスレッドの sleep() メソッドを使用します。
- 同時操作:アイドル状態のトランザクション中に、別のスレッドから同じエンティティオブジェクトに対して変更や保存を実行できます。同時操作をシミュレートするには、マルチスレッド技術を使用できます。
- コミット: 休止期間終了後にコミットを実行して、保存または更新されたエンティティオブジェクトをデータベースに永続化します。
なお、休止トランザクションや同時実行処理によりデータ整合性の問題が発生することがあるため、実利用時には十分注意し、状況に応じて適切に対処することが必要です。