AndroidのDrawbleクラスの役割を教えてください。
DrawableクラスはAndroidにおける画像やその他の描画操作を処理するための基底クラスです。異なる画像リソース（ビットマップ、ベクターグラフィック、アニメーションなど）を使用して描画できるようにするための一貫したインターフェイスを提供します。
Drawableクラスの主な役割は以下を含みます。
- Drawableクラスでは、さまざまな画像リソースを読み込み、UI画面上に表示することができます。ImageViewなどにDrawableオブジェクトをセットするには、setImageDrawable()メソッド、またはsetBackgroundDrawable()メソッドを呼び出してViewの背景や前景に設定します。
- グラフィックスの描画: Drawable クラスには、矩形、円、楕円などの基本的なグラフィックスを描画するためのメソッドが用意されています。開発者は Drawable オブジェクトをカスタマイズして、その draw() メソッドをオーバーライドすることで、独自のカスタム描画操作を実行できます。
- Drawableクラスはアニメーションのフレームや個々のシーンをサポートしており、開発者はDrawableオブジェクトを通してアニメーションリソースを読み込み、表示することができます。アニメーションの起動はstart()メソッドの呼び出しで行えます。これにより、イメージの動的な変更を実現できます。
- 状態に応じた描画を切り替える。Drawableクラスでは、SelectorとLayerDrawableによって状態に応じた描画の切り替えができます。Selectorは状態に応じて異なるDrawableを選択できるコンテナで、LayerDrawableは複数のDrawableを重ねて表示できるコンテナです。この2種類のDrawableオブジェクトを利用することで、ボタンの押下時、選択時などの状態を切り替えた描画を行うことができます。
つまり、Drawableクラスは画像や描画操作を統一的に扱うことができる仕組みを提供するため、開発者はさまざまな画像効果やアニメーション効果をより簡単に実装できます。
