データベースでNULLの役割は?
データベース内の NULL 値は、値が存在しないか不明ということを表す空を表す値です。NULL 値は、列の値が不明、適用できない、または欠けていることを表すために使用されます。データベース内の列は、データが欠落または不明であることを示す特殊な値を格納できます。
空値の機能は次のとおりです。
- 一意性制約:空値は一意性制約で特殊な役割を果たします。列が一意性制約と定義されている場合、その列は空値を複数含むことができます。なぜなら、空値は具体的な値とはみなされないからです。これは、一意性制約に違反することなく、空値を1つの列に複数挿入できることを意味します。
- NULL値はクエリ文の検索条件として利用できる。IS NULLまたはIS NOT NULL演算子を利用することでNULL値あるいはNULL以外の値を持つデータを絞り込むことができる。NULL値を検索条件として利用することで欠損データの有無を確認したり、データの完全性チェックを行うことができる。
- 集計関数:空欄はSUM、AVG、COUNTなどの集計関数が使用される際、特殊な働きをします。集計関数が実行される際、空欄は無視され、計算に含まれないため、正しい結果が得られます。
- データ整合性:データベースでは、NULL 値は列の値の欠落か不明であることを表すために使用できます。列に NULL 値を格納することで、欠落したデータを表すために列の値をデフォルト値またはその他の特殊値に設定する必要がなく、データの整合性を維持できます。
データベースにおけるNULLは、欠損データまたは不明なデータを表現するために使用され、照会、制約、データインテグリティで特別な役割を担います。